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災い転じて福となる?投稿者:布施院 投稿日:2014年 6月22日(日)00時23分17秒 |
浩は6月17日00:30時羽田発Emirates航空便にてDubai経由Milanoに向かうべき、17日は午後ぎりぎりまで仕事をして、16:01時に柏の葉キャンパス駅から出るAirport Expressバスに乗り込んだ。 当日は高速はすいていて、予定時刻よりも早く午後5時過ぎには羽田空港国際線ターミナルに到着した。 Emirates空港のDubai行の便のチェックインは午後9時半からだから、時間は十分ある。 羽田空港の国際線ターミナルというところは1970年にFrankfurt行のLufthansa便をヒッチハイクしてタダ乗りして以来だが、もちろん当時とは異なり、全く新しくなり、江戸小町などというしゃれた食堂街ができていた。 中に入っているレストランはどれもなかなか気が利いたつくりになっていて、おフランスやイタリアンのレストランさえも江戸小町にしっくりと組み込まれている風情はなかなかのデザイン性を感じさせる。 いろいろ物色したあげく、うどん屋に入った。このうどん屋のメニュウーもなかなかしゃれていて、長旅の前におなかに優しいものという意味ではおすすめだ。 明太子卵とじうどんというのも味は結構で大変結構でした。 食後も時間を持て余すこともなく、空港の無料IntenetにNote PCを接続して、いろいろとやり残した仕事を進めるうち、さて、時間も徐々に午後9時半に近づいてきたので、ぼつぼつとEmerates航空のチェックインの列に並んだところで、携帯電話が鳴った。 電話番号は表示圏外とあるので、だれかと思ったら、なにやらイタリア語っぽいアクセントの英語で、”Hiroshi, where are you???” と女性が叫んでいる。世界の女性から愛されるというほどの自惚れは無いものの、思い当たる節は、見栄を張って言えば、最近は無い。 良く聞けば、これからイタリアで訪問する会社の社長秘書で、僕が到着する時間になってもなかなか出てこないが、今どこにいるのか? と聞いている。 今どこって、羽田でしょ。 で、なにか? と、若干むくれ気味に対応すると、「アナタハキョウクルトイッタ。 デモ、アナタハマダコナイ。 ナゼイマトウキョウニイルノカ? キョウクルトイッタノニ。。。」とまくし立てるので、ちょ、ちょ、ちょっと待って下せえまし。 だって、これから飛行機に乗ろうとするのに、なんで、私が今、Milanoにいなくちゃいけないわけ??? と、逆切れ気味の僕。 「アナタハ、17ニチノゴゴ2ジ10フンニMilanoニツクトイッタ」。 どうも話がかみ合わない。 なにもないのにやったやったといわれている気分だ。 で、そうこうするうちに、やっとチェックインする段になり、6月17日は今、チェックインしようとしている今日だけど、6月17日00:30時とは、これから夜を迎える17日の夜では無く、昨晩、6月16日の夜だったということに気が付いたのだった。 で、御次の方どうぞ、の声がかかり、チェックインの担当の女性に分けを話すと、別の窓口に引っ張られ、そこで、本日の便に空きがあるか、変更が可能か、をチェックしてもらうことになった。 待つ時間の長いこと。 チャーミングな受付の女性が微笑んでくれて、席が取れました。 最後の1席でした。 ただし、200ドル追加費用が発生します、というのと、帰国便については2日間遅れます、とのことだったので、最後のわらをつかむ気持ちが強かったので、もちろん、それでお願いします、ということでなんとか無事、チケット入手。 イタリアの訪問先のメーカーには1日送れるがなんとか、予定を変更して面談してもらえることになったので、やっとホットして、6月18日00:30時発、Emirates航空のDubai行に搭乗したのでした。 明太子たまごとじうどんはうどん1玉でも、2玉でも、3玉でも同じ値段の1380円だったので、2玉いれてもらっていたので、真夜中までおなかが持ってよかった。 ただ、00:30時に離陸して、00:00AMごろに食事で起こされて、食べたくなかったけど、出てきたビーフのステーキがやたらうまかった。Dubai到着前に朝食がでて、DubaiからMilanoまでも2回出てきたので、合計4食。 意地汚く食べなければ、日本の睡眠時間に飛ぶことになるので、遠回りながら意外と楽。 日にちさえ間違えなければ。 Dubaiの空港はまだ真新しい感じで、モダンな作り。 アラブのリッチな人たちが世界のほうぼうへ飛び立つためにわんさかといる。 無事、やっと、Milanoに到着し、取引先手配のTaxiで取引先の近くのHotelにチェックイン。 Milano郊外の小さな町。 1日遅れながら、取引先との2日間の商談は無事終了。 本来であれば、6月19日(金)の夜の便でMilanoを発つはずが、帰り便を2日遅らせることになったため、急遽、Milanoから北に50㎞。 アルプスのふもとのComo湖の近くのIverigoという小さな町の安宿に2泊してのんびりすることにした。 Como湖といえば風景もきれいだけど、その湖の周りの丘に立ち並ぶ、お金持ちたちの別荘がまたすごい。 別に一軒一軒覗いたわけではないけど、それらの門構えや建物の風情をみれば、どれだけ贅沢に作ってあるかがわかる。 それらのSocietyに僕が属しているわけではまったくないけど、Comoの街をぶらぶらすれば、週末だったこともあり、ちいさなComoの街は家族連れやカップルであふれかえっていた。 例のBilly CottonのA Garden in Italyもそんな、リッチな人の別荘のGardenのことを想定するとその歌のなんともHigh Societyの歌であることがわかってくる。 で、一般庶民である私などにはぐっと魅力的に聞こえるわけでございます。 さて、本来は19日金曜日の夕方Milanoを発ち、20日(土)の23:00時に羽田に到着し、真夜中の夜行バスで柏に到着するのが02:30頃というハードスケジュールで想定していたものが、日時を1日間違ったことで、帰国便が2日延び、そのおかげで、Como湖やのんびりした田舎ホテル滞在ができて、逆にラッキーだった、と考えるのが、Positiveな発想というのか、負け惜しみというか、意見は分かれるところですが、当人は至って満足・Happy。 これから、Inverigoというこの小さな村で唯一のTrattoriaをGoogle Earthで見つけたので、行ってきます。 |
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